Raspberry pi

キーボード、ディスプレイなしでRaspberry Pi Zero セットアップ (接続設定＆起動)

引き続きRaspberry Pi Zeroのセットアップを行っていきます

今回はOSのネットワーク設定を行い、別端末からアクセスするところまで行います。

Raspbian ネットワーク設定

SSHファイルの作成

※SDカードが接続されている状態で手順を行ってください。

OSが書き込まれたSDカードにsshという空ファイルを作成します。

Finderからアプリケーション→ユーティリティ→ターミナル を開くと黒い画面が起動します。

その画面で以下のコマンドを実行します。($は入力しません)

$ touch /Volumes/boot/ssh

無線LAN接続用設定ファイルの作成

同じように以下のコマンドを実行し、ファイルを作成します。

$ touch /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf

作成したwpa_supplicant.confを以下のように編集します。
※<SSID>に自分の無線LANのSSID、<PASS>に無線LANのパスワードを記載してください

country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1

network={
    ssid="<SSID>"
    psk="<PASS>"
}

SDカードの取り出し

次にSDカードをアンマウントして取り出します。
デスクトップのアイコンを右クリックして"boot"を取り出すを実行するか、ターミナルから以下のコマンドを実行してください。

$ sudo umount /Volumes/boot

Raspberry Pi Zero 起動

取り出したSDカードをRaspberry Pi Zero に装着して電源ケーブルを挿します。

USBポートが2つありますが、右が電源ポートです。電源ランプが緑に光ればOK。

SSHログイン

Raspberry Pi はDHCPでIPアドレスを取得しているので、ルーターの管理画面にアクセスしてIPアドレスを確認してください。

IPアドレスを確認したらRaspbianの初期ユーザーであるpiでログインします。

ターミナルから以下のコマンドを実行しsshで接続します。

$ ssh pi@192.168.1.100

※IPアドレス部分は自分の環境に置き換えてください。


パスワードを聞かれるので初期パスワードの raspbian と入力する。

pi@192.168.1.100's password:

ログインに成功すると以下のような表示になります。

pi@raspberrypi:~ $

以上でキーボードやディスプレイを使わずにRaspberry Pi Zeroをインストール、起動することができました。